ふんちゅう記(7)標本第一弾ができました。

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標本できました!今日で8月もおしまいですが、相変わらず暑い日が続いています。私の夏の課題である昆虫標本作り、第1弾が仕上がりました!(しかしたった3頭…しかも同じ種類だし。)

ふんちゅうを井の頭公園で探し始めてちょうど1ヶ月。この暑さですし、最初は少し臭っていたので心配しましたが、しっかり乾燥できたようなので、ラベルを作って標本を完成させてみました。

とにかく公園のフンに必ずと言っていいほどかぶりついているのはコブマルエンマコガネ。普通種なので、まったく珍しくもないわけですが、昆虫標本なるものは初めてですから気合いを入れております。

途中で何度か触覚や脚の形を整えるのですが、なにぶん小さな甲虫なので、どうも思うように脚が収まりません。乾いてくると先がピンと上にはねてしまいます。飽きやすいくせに凝り性なので、脚の形が気にくわないと、やり直しをしたくなります。

一度固まってしまった脚を柔らかくして再度整形することを「軟化」というそうです。最初は消毒も兼ねて熱湯のお風呂に入れてみたりもしましたが、それよりもタッパーに化粧パフを敷き、お湯をパフにひたひたにしてムシをのせ、蓋をして1縲怩Q時間蒸らしたほうがソフトになるような気がしております。そんな再調整をして待機している方達もまだ控えておりますが、練習も兼ねて、まあまあの出来で乾いた方々を仕上げに回します。

まずはラベル。6ポイント程度のフォントを使って、学名などの種ラベルと、採集地・最終日のラベルを別々に作ります。ちなみにIllustratorを使用。文字間や行間の微調整ができてやっぱり便利。しかしこんなことにしか使わない自分にも多少自己嫌悪。気を取り直してフォントも指定。学名表記はやっぱり古風なTimesで、和名は太めのヒラギノゴシックにしました。字が小さいので太めでないと読みにくいのです。

学名が長く、結局種ラベルは10mm×35mmになりました。トンボをいれてケント紙に印刷。カッターで切り離すとなんだかそれっぽいです。(コブマルばかりなのが寂しいですが。)

ラベルの用意ができたので、次は本体。乾燥したフンチュウのお腹につまようじを使って木工用ボンドをチョイと付け、小型昆虫用の台紙の先にのせます。

自作の階段昆虫針に、フンチュウを貼り付けた台紙・採集地を記したラベル・種ラベルの順番に突き刺してできあがりです。台紙の高さを揃えるため、通常は昆虫用の「平均台」なるものを使うのですが、これは職場で出るハリパネの切れ端で自作。すぐ飽きてしまうと困るので、ケチケチやってます。写真に写っている箱も、実は高そうなお菓子が入っていた箱だったりします。

しかし、仕上がりを見ていると、やはり脚の整え方がダメだなぁ。頭も下がっているのが多いし...修業が足りません。

こうやって並べ始めると、もっといろんな種類を集めたくなってきますね。フンチュウは他にはセンチコガネしか獲れておらず、2種類では寂しいということで、にぎやかし用に小さな甲虫をチョコチョコと集めています。それもあまり獲れていないので、避けていた大きなコガネムシ類も集めて並べちゃおうか...などと、どんどん構想が膨らんでいます。レベルが完全に小学生の夏休みの宿題です。

もう1種類のフンチュウ、センチコガネの方は、上手に整形しようとするあまり、何ヶ所かポキポキと折れてしまい、それっきり怖くて整形できないまま乾燥に入っております。妙に脚を広げたかっこわるい標本になりそうなのが残念。次に採集したときこそきれいな標本に!というのが今の目標ですが、また出会えるでしょうか。ちなみに、この1ヶ月で、生きているセンチに2回、死亡したセンチに2回遭遇。どれもだいたい同じエリアで見つけました。それなりに生息している模様です。

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このページは、raizoが2010年8月31日に書いたブログ記事です。

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