本屋さんと私。

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私の本屋さんでの記憶は、小学1年生ぐらいの頃からでしょうか。初めて自分で買ったのがPEANUTS(いわゆるスヌーピー)のコミックス「孤独ねチャーリー・ブラウン」(石巻の立町商店街にあった金港堂にて)だった話は以前書いたことがありますね。今でもその時の売り場の様子までハッキリ覚えています。いまや実家から最も近い本屋さんでも4キロ以上あるのでは?という状況ですが、その昔は徒歩5分のところに小さな本屋さんがありました。

最初は古くさくてとても小さな狭い店で、そこで何度かマンガのコミックスを買いました。藤子不二雄(パーマンやオバQ)、白土三平のサスケも買ったなぁ。やがて通りの向かい側に引っ越して少し広くなり、私はそこで毎週少年サンデーを買うようになりました。「うる星やつら」なんかが全盛だった頃です。サンデーは水曜日発売ですが、石巻は田舎なので、水曜日の夕方に店に配達されます。私は届く時間を見計らってお店に行って、いつもお店で一番に買ってましたねぇ。(おじさんいつもありがとうございました。)

やがてその店も手狭になり、そのお店は山から下り、門脇にもっと広いきれいなお店を建てて引っ越していきました。ちょうどその頃に私も実家を出て東京方面で暮らすようになりましたので、新しいお店にはあまりなじみはなかったのだけれど、帰省のおりに時々行きました。しかし…その「ささき書店」、今回の津波で流されてしまいました。(いま、どうされているのか気になっているのですが、残念ながらわかりません…。)

旧市内中心部にも、ヤマト屋書店(駅前)、耽書房、金港堂石巻店、高山書店石巻店と、多いときは店も本屋さんがありましたが、どれもしばらく前に1軒も無くなってしまいました。なんとも寂しい。(震災のせいではないのです。景気の問題です。)

しかし、振り返るとどの店でもマンガを買っていた記憶しかありません。お店の滞在時間が長かったのが金港堂。これは父の買い物(もちろん本です)につきあっていたからです。マンガは基本的に不可だったけれど、児童書はいつもここで買ってもらいました。耽書房ではだいたい雑誌ばかりで、アニメージュの創刊号を買ったのもここでした。高山書店はコミックスが充実していていましたねぇ。ヤマト屋(駅前)では実はあまり買い物していなかったかも。

当時の本棚もほどんどがマンガ。いわゆる普通の本は、もっぱら図書館で借りて読んでいたんですが、それにしてもマンガばかり読んでいたような気がするなぁ。中高校生の頃はアニメにも夢中でしたし。学生の頃は時間もたっぷりあったわけですし、もっと若い頃にたくさん本を読めば良かったと、今さらながら後悔しているのでした。

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このページは、raizoが2011年10月11日に書いたブログ記事です。

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