どうも3D映画に苦手感があり、眼精疲労も有りということで、2D字幕版で鑑賞。
オープニングは、タンタンの漫画の世界をちりばめた素敵なアニメです。これは必見!よ縲怩ュ観るとほんとに楽しいです。これは作者エルジェに対してのスタッフのオマージュといってもいいのではないでしょうか。
さて本編。登場する人物達は、本物の俳優さんを撮影してデジタル処理をした映像、そしてタンタンの相棒スノーウィーは完全CGなのだそうです。映画を観ていて、実写のようなそうでないような、なんだかとても不思議な感覚でした。俳優さんの動きをそのまま使っているだけあって、登場人物の動きが自然で、CG臭さが薄いのです。映像の「動き」というのは大切なんだなと思いました。
しかし…ただ1点、完全CGのスノーウィーがですね、どうもしっくりきませんでした。個人的に最大の懸念でもありました。もちろん映画の中では大活躍しているのですが、どうも顔がかわいくないんです。なんだか顔がおじさんくさい。このスノーウィーの顔って、アメリカ人的感覚なんでしょうかねぇ。バタ臭いというかなんというか。他の登場人物は、オリジナルの絵に近い雰囲気がでているのに、スノーウィー好きとしてはここだけが残念でした。
映画は、最初から最後まで大活劇の連続。お話は原作に忠実にできていて、実写ではなかなか表現できない奇想天外な展開も、CGのおかげで違和感なく展開していきます。普通のストーリー映画と違って漫画的な展開ではありますね。ただ、1つ1つのシーンは漫画とは違った映画らしい演出が入っていて、さすがスピルバーグだなと思いました。俳優(キャラクター?)の出来としては、タンタンは優等生すぎるところがあるので、やっぱりハドック船長のハチャメチャなキャラクターが良かったなぁ。
アクション的には、やはり秘密の鍵がかかれた3枚の紙をタンタンが追いかけるシーンが良かったですね。このシーンだけではありませんが、2Dでのスピード感を考えると、本当はやはり3D版で観るべき映画だと思いました。頑張って3D観ればよかったかなぁ。そりゃそうですよね、スピルバーグがアバターを越える3D映画を目指していたという話もありますからね。
という訳で、観賞後は、バルト9からすぐ近く、伊勢丹で開催中の「タンタンの世界展&グッズコレクション」にも寄り道。意外と伊勢丹なオバサマ達が大勢きていてちょっと驚きました。勢いでトートバックのおまけ付きTシャツなどを買ってしまい…。お買い物特典のシールもいただいて帰ってきました。
いかにも続編がありそうな終わりかた(スピルバーグ映画はこういうの多いですよね)でしたので、きっと第2弾が待っているのでしょう。次回は是非スノーウィーの顔を改善してください!
お、今月のユリイカもチェックしなくては…ユリイカ2011年12月号 特集=タンタンの冒険 やなせたかし 川口恵子 江口寿史 坂本美雨 小野耕世 青土社 2011-11-28 by G-Tools |
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