加納康嗣「鳴く虫文化誌 むし聴き名所と虫売り」

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本のフォロワーさんたちの間で話題になっていた、みすず書房の月刊「みすず」1月・2月合併号「読書アンケート特集」。武井武雄のこけし恵文社一乗寺店で通販した時に一緒に購入しました。

震災の影響がかなり色濃くでたアンケートではありましたが、昨年自分で読んだ本が入っているとうれしかったり、気になっていてパスしていた本があると欲しくなったり…。その中の数少ない理系(昆虫!)の回答者、小西正泰先生が入れていたのがこの本です。

タイトル通りの内容で、日本の鳴く虫文化を紹介した内容です。主に江戸を中心にしていますが、大阪方面の話もあります。世界の鳴く虫文化、本草書に出てくる虫の解説(このあたりは少し退屈しましたが)から売られていた虫の値段、虫屋さんや虫かごの話、そして江戸時代の鳴く虫スポットなども紹介されています。江戸時代は近郊の名所に虫の音を聴きに出かけたりしたんですねぇ。さすが!風流だなぁ。

ヨーロッパではドイツでも古くから鳴く虫を聴く文化があったとか。これは初耳でした。ドイツのコオロギ入れの器、なかなかカワイイのです。(ご紹介したくてネットで画像を探したのですが見つからず…。)

なかなか通で和風な内容ながら、なぜか横書き。この内容だったら民俗学的だし縦書きの方が良かったのに…とも思いましたが、なんと言っても日本直翅学会会長さんの書かれた本ですから、出す側は理系本的な扱いなんですね。

小西先生のご推薦の他の3冊はこちら…標本の本が気になっています。
  

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