なんだかんだで刊行される都度に読ませていただいている夏葉社さんの本。今回は、50年ぶりに復刊の伊藤整「近代日本の文学史」です。次はこの本だと知り、さすがに私はこれは無理かも…と思っていながら、結局今回も購入とあいなりました。だって帯に「必携」なんて書いてあるんです。
なんともいさぎよい装丁です。
実は私、本を読むのは好きですが、ノンフィクションや自然科学系が多く、いわゆる「文学」はあまり読んできていないのです。古書店に並ぶ伊藤整の「日本文壇史」などを遠目にみて、私なんぞには到底無理…縁がないものと思っていましたから、今回はパスしようかな縲怩ニ考えておりました。
しかし…文学が苦手だからこそ読んだほうが良いのでは?これを機に文学を学ぼう(それは気負い過ぎ)という決意の元、仕事帰りに下北沢の古書ビビビさんで買って来ました。
かつての光文社版も知らなかったので、てっきり普通の単行本を想像していたのですが、実物をみてちょっとびっくり。いわゆるハヤカワミステリサイズでした。ハヤカワミステリ同様にビニールカバーがついてます。しっかりと厚みはあります。本編とあとがきまでで433ページ。でも文字はそれほど小さすぎず、パラパラめくると最近の新書ぐらいの軽いイメージです。
さてさて、途中で投げ出さずに最後まで読めるのでしょうか?若干不安もありますが、がんばりますっ。
伊藤整「近代日本の文学史」
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