文一総合出版の図鑑「日本のトンボ」

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本当は植物図鑑を物色(結局欲しているような図鑑はなく…)していたのに、こちらを買って帰ることになりました。夏に刊行されたばかりのトンボ図鑑であります。

カバー写真は日本で一番小さいハッチョウトンボと一番大きいオニヤンマ(ハッチョウトンボが尾オニヤンマに食われそうだぁ)、そして裏表紙は日本特産の「いきた化石」、ムカシトンボさんであります。

定価は高いのですが、この上のランクの図鑑は万単位ですのでなかなか買えるものではありません。しかし、きれいな標本写真、生態写真が満載で、種を同定するためのデータもしっかり掲載されておりまして、ただトンボを眺めていたい方からマニアの方まで楽しめる図鑑ではないかと思います。

基本的に日本のトンボを網羅。トンボにまつわるコラムもあります。全ての種について、見開き2ページで、和名・学名・(2011年現在の)レッドデータに載っているかどうか、体長、標本写真(雌雄・ヤゴ)、分布、出現期、生息環境、生活史、形態、分類、そして生態写真が掲載されておりますっ!(興奮気味)

私は特にトンボマニアではありませんが。トンボ好きではあります。トンボ獲りはかなりやりましたが、そういえば捕虫網(そもそも無かった)は使わず、ほとんど手で獲っていました。ブロック塀や竿の先に止まっているところをすぱっと。シオカラトンボはすばしっこくて、なかなか手では捕まえられないってことになってたなぁ。真っ赤なショウジョウトンボを見かけると、なんだか良いことがありそうな気がしました。

そんななので、山にいるようなトンボは獲ったことがありません。獲ったのは田んぼ系のトンボばかり。でも虫かご一杯(虫かごはあった)にワシャワシャになるまで獲りました。なにせ取り放題たったので。またあれをやってみたいけれど、実家の近くでも個体数が減ってしまったようですので、もう難しくなってしまいました。

そんなことを思い返しつつ、トンボって日本だけでもこんなにいろんな種類があるんだなぁと感心しつつ、ステキな写真をめくって楽しんでおります。トンボに興味のある方は、高いけれど買って損はないですよ。

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このページは、raizoが2012年10月12日に書いたブログ記事です。

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