今日は「石巻新聞」さん経由で、こちらの記事を読みました。
被災地の景観を台無しにするコンクリート防波堤 石巻の白浜海岸は美しい日本を守る試金石
高い防波堤が必要なところもありますが、個人的には三陸の北から南まで一律に建設する必要はないと思います。
この非常時(いまだ非常時です)に、たくさんある浜ごとに防波堤のことを細かく決めていくことは大変でしょうし、防災は防災で機械的にチャチャっと一律に決定されてしまっているのかもしれませんね…。予算もどんとついたようですから、予算の消化しやすい工事がどんどん進んでいきます。
個人的には、緑の防波堤であっても、人工物には変わりありませんから、それが緑であることは単に気持ちの問題と言われてしまってもしょうがないかなとは思います。ただ、それぞれの地形や土地利用にあわせて計画されたものであれば良いのですが、単純に高さだけが決められて工事が進んでいるのであれば、納得できない方がいらっしゃるのも当然でしょう。石巻市…何事にも説明が足りないのです。
報道発表資料:「設計津波の水位の設定方法等」について ~復興計画策定の基礎となる海岸堤防の高さ決定の基準~ - 国土交通省
ふむふむ、海岸の防波堤は、海岸管理者なる人が決めるらしいですよ。とするとこの場合は石巻市でしょうか。でもこの中でも、景観に配慮するように…とあります
海岸の機能の多様性への配慮、環境保全、周辺景観との調和、経済性、維持管理の容易性、施工性、公衆の利用等を総合的に考慮しつつ、海岸管理者か繧剴K切に定めるものて繧凾ꀀることに留意する。
この白浜も南三陸金華山国定公園の範囲に入っていると思うのですが、国定公園内であっても、普通の海岸線は自然公園法の対象外なんですね。あまり詳しくないのでよくわからないのですが。
周辺地域では、港のかさ上げもままならなず、多くの港が困っています。産業が大事なら、港の改修工事を先にすすめて欲しいなとも思いますが、そちらも平行して進んでいるのでしょうか…。
観光にしろ、水産業にしろ、地元が今後どのような産業で地域を復興させていくのかが大切です。地域ごとに総合的にプランを建てることが必要なのだと思いますが、なかなか難しいところなんでしょうね。なんとも…。
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