映画「黄金のメロディ マッスルショールズ」

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今週末で新宿での上映が終わるらしいので、猛暑の中慌てて見に行きました。

黄金のメロディ マッスルショールズ|7月12日新宿シネマカリテほか全国順次公開予定

「マッスル・ショールズ」というのはテネシー川の流れるアラバマの小さな町の名前なのですが、この町のスタジオから、数多くの名盤が生まれているのです。そのマッスルショールズにまつわる音楽ドキュメンタリーであります。

紹介される曲は、FAMEスタジオの歴史、そしてFAMEスタジオを作ったリック・ホールという人の語りに沿っていますのでR&B中心ではありますが、後半になると、そこから独立したMSSS(マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ)の話となり、音楽にロック的な色が強くなってきます。

映画としては、リック・ホールを中心に、小さな町、そして地元のミュージシャンから生まれた数々の音楽について、故人も含めて多くの有名ミュージシャンがマッスル・ショールズについて語ります。

私もこのあたりに関連する本は何冊か読みましたので、エピソードとしてはおおよそ知っていましたが、何といっても映画館の大きなスピーカーから流れるマッスル・ショールズのサウンドが心地よく、ゲストの語るエピソードにニヤリとしながら観ていました。

これまであまり知られることのなかった「リック・ホール」という人の自伝的な映画のような気もしますし、公民権運動まっただ中でありながら、黒人差別の残るアラバマという土地で、白人と黒人が人種にこだわることなく音楽を作っていたという事実を、あらためて感じさせる内容です。R&B好きの方は是非ご覧になっていただきたいです。

ということで、映画やレコードの情報が特集され、さらに音源CDまで付録についているこちらはオススメ。

参考書としてはやはりこちらか...。
あらためて...鈴木啓志「ゴースト・ミュージシャン ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実」 - now and then

アトランティックレコード関連も参考に。2冊読んでみて、個人的にはどちらかというとジェリー派。

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このページは、raizoが2014年8月 7日に書いたブログ記事です。

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