結城伸子「海と森の標本函」:センスのある人は見る目がチガウ。

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木の実や海の漂流物を使った作品を発表している結城伸子さんの本。ビーチコーミング、フォレストコーミングの魅力たっぷりでした。

もともと形としてヒトデは好きなのですが、ウニの殻やカシパンの殻もいいですよねぇ。菓子パンじゃないですよ。棘皮動物門ウニ綱楯形目カシパン科のウニの仲間の生物です。でも名前の由来はやはり「菓子パン」なのでしょうか?

カシパンは英語名はSand dollar。砂の硬貨という意味の名前がついていて、それもまた面白い名前ですね。

思いのほか色とりどりのウニの殻、漂白すると以外ときれいな乾燥ヒトデ、いろんなどんぐりやカエデのタネに代表される、くるくる回って落ちてくる翼果イロイロなど、こうやってきれいに並べられていると本当にステキに見えます。気になる方、是非この本をご覧になってみてください。

結城さんは、自然からインスピレーションをうけたものから作ったモノを扱ったブランドLAVVOまで作って活動しているそうです。センスの良い方が並べるとステキなモノに大変身しますね。

私もすぐに影響されてしまうので、さっそくビーチコーミングしに行きたくなってきちゃいました。そういえば…最近は砂浜にさえもまともに行ってないかもしれない。

巻末には組み立てて作る小さな標本函とラベルが付録でついていますので、小さなものを拾ったら、それらしく保存しておくこともできますよ!

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このページは、raizoが2014年12月 8日に書いたブログ記事です。

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