この数年トンボにはまっておりまして、昆虫の本としては珍しい「生態学」ということもあって発売を心待ちにしておりました。しかし…なにしろ東京大学出版会の本はどれも高い。正味230ページぐらいでカラーページも無い。たくさん売れるようなジャンルではないので、堅実に採算が取れるラインでの値付けなのでしょうね。
それはさておき、まだ届いたばかりでパラパラとめくってみただけですが、ピケティ同様に第1章がヒジョーに固い。数式やグラフが多くて完全に論文調です。
全体的にも図表が多いために教科書的な印象ですが、第2章以降は「習性学」「生理生態学」「行動生態学」「個体群生態学」「群衆生態学」「景観生態学」「保全生態学」「蜻蛉目の生態学」と、いろいろな角度の「生態」が取り上げられています。里山や自然との関わりなどについてもページを多くさいているようですので、期待通りではないかと想像しております。
その前にピケティ(あまたの新聞雑誌の解説文を読めば充分だという話もありますが…)がありますので、そもそも読み始めるのはいつになることやら。昨夜も早々に寝てしまったしなぁ。
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