開催前から楽しみにしていた、東京国立博物館の特別展「みちのくの仏像」を観てきました。
平日で雨も降っていたのですが、思っていたよりたくさんの人が来ていてびっくり。会場が狭いこともあり、これは土日は混みそうですね。東北の三大薬師が集まるというのが話題でしたが、円空作の仏像もありました。
こちらでも紹介されている山形・本山慈恩寺の十二神将立像のみなさんがなかなかかっこよかったです。戦隊モノはいいなぁ。
しかしなんといっても、圧巻だったのは私の地元、宮城の牡鹿半島からやってきた、給分浜(きゅうぶんはま)の十一面観音菩薩立像です。給分浜にこんな立派な仏像があったとは全く知りませんでした。実物はとても大きくてがっちりしていて、いつもしっかり海を見据えていたのだろうなと思わせる迫力がありました。
この特別展のために観音様がいなくなってしまった観音堂は今ごろ寂しいだろうな…と思いましたが、給分浜までこの観音様を見に行ける人もなかなかいないと思われますし、このように多くの方々に見てもらえるというのはめったにない機会です。いやいやすごいすごい。
無事会期が終わり、また再び元の観音堂で地元の方々のことを見守り続けてもらいたいものです。
※こちらの紹介の写真、もう少し良く撮れなかったかなぁ。実物はもっといいですよ。
給分浜の十一面観音 | 社団法人 石巻観光協会
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