石巻市立門脇小学校閉校記念誌「あしあと」が届きました。

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R0016707.JPG今月一杯で142年の歴史に幕を閉じて閉校になる私の母校、石巻市立門脇小学校の閉校記念誌「あしあと」が届きました。

閉校記念誌への寄附をしていたので届いたのですが、予定外の「閉校記念事業 音楽集CD永久保存版 石巻市立門脇小学校」もついておりました。

驚いたのは明治33年頃からの卒業写真が現在に至るまでずっと掲載されていたこと。もちろん自分は見つけましたが、かなり縮小された写真なので妹や弟はよくわからなかった…。

昔の写真はそれほど多くなかったのだけれど、校庭の奥にあった用具庫(ライン引きなどがおいてあった)とか、その壁の前に立っていた的がペイントされていた板(ピッチングの練習用だったのか?)をみて、ああそんなのもあったっけと思い出したり、古校舎(私のころにはまだあった木造校舎)の屋根はスレートだったんだと初めて気付いたりしています。

思い返すもあの味のある古校舎で学ぶことができてほんとに良かったです。教室のストーブの煙突にスズメが巣を作っていたのに気付かず、シーズン始めにストーブをつけたら煙突が詰まっていてお昼に爆発し、食べていた給食が灰だらけになったのも良い思い出です。

そして、今は黒焦げになってカバーがかけられている校舎の、被災前の写真もたくさんあります。個人的にはこのように写真で思い出が残ればそれで十分ですし、火事場の後の校舎はこれ以上見たくないのですが、なんとかならんでしょうかねぇ。あれがなければ児童公園にもできると思うのですが…。あ、またこの話になってしまいました。すみません。

特別付録の校歌のCDは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団をバックに、在校生が歌う校歌。そのカラオケ(?)、ひばりの児童会の歌「大きな輪」、この校歌が決まる前の幻の校歌が修められていました。

石巻市内ではおなじみの「小学校は門脇♪」というフレーズで締めくくる在校生の歌は、じ〜んとさせられます。ただ、曲の締めのアレンジが、私がなじんできた「ちゃんちゃちゃーん」というファンファーレ的フィナーレ感が薄かったのが残念でした。

石巻市主催の閉校式は3月22日(日)13:30〜
学校の閉校事業実行委員会主催の閉校式典は15:00〜
間借りしている門脇中学校の体育館で開催されるそうです。
卒業生の間では、15:00〜の閉校式典のほうに参加しよう!という話になっているようです。

すでに「旧」がつくのが悲しいですが、3月24日の11:30〜は、旧門脇小学校の校庭で、閉校記念碑の除幕式があり、こちらも誰でも参加できるそうです。

記念誌を読んだら、正直言ってちょっと行きたくなってしまいました。全国ニュースになるかなぁ。

閉校記念事業について、詳しくは門脇小学校の公式サイトをご覧くださいませ。
石巻市立門脇小学校

そして、記念事業の実行委員の皆様、在校の教職員、生徒のみなさん、ありがとうございました。

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このページは、raizoが2015年3月17日に書いたブログ記事です。

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