祝・仙石線全線開通!新型ハイブリッド車に興味津々。

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仙石東北ライン先日5月30日に、震災から4年2ヶ月ぶりに全線開通したJR仙石線。仙台と石巻の間がやっと鉄路で再び直結しました。長かったなぁ。 開通初日に旗でも振りに行きたかった(そして高校時代の私のあこがれのアニメ歌手、水木一郎氏の「出発進行だゼーット」の発車号令も見たかった)のですが、仕事で行けませんでした。 が、1日でも早く乗りに行こう!ということで、6月1日に帰省し、新しい快速電車の新型ハイブリッド車に乗ってきました。
ここで、仙石線の説明を。仙台と石巻をつなぐ仙石線は、戦時中に国有化された私鉄で、東北地域唯一の直流電化路線。首都圏で言いますと、山手線や京浜東北線がそうですね。その関係で、昔から京浜東北線のお古の車両(ロングシート)が多く使われていました。 また、松島付近では、東北本線とほぼ並行して走る区間があり、この度の再開通にに伴い、この東北本線と線路をつなぎ、仙台から塩釜までを東北本線で、塩釜と松島の間で仙石線の線路をつなぎ、途中から仙石線に乗り入れるという「仙石東北ライン」で快速が運行されることになりました。 その東北本線は交流電化のため、普通の電車では両方を走ることができません。また、仙石線と東北本線を接続する線も線路だけなのでそうで、「ディーゼル車」が電気を使わずにガソリンで走ることになりますが、このたびJR東日本で初めての新型のハイブリッド車が登場したというわけです。 車のハイブリッド車と同じで、ガソリンエンジンで発電しながら電気を蓄電電池にため、その電気をまた動力として使う省エネ車ということになります。 仙石東北ライン実際に乗ってみますと、機械室なのでしょうか、大きな出っ張りが車内にありますが、基本はボックスシート。
仙石東北ラインその機械室のようなところにはモニタが付いており、ハイブリッド走行の状態がリアルタイムでわかるようになっています。興味のあるかたは、このモニタのあるボックスシートに座ると良いと思います。 発車時や加速時などはガソリンでディーゼル車の走行音、安定走行に入ると蓄電池からの電気で動くので、普通の電車と同じ走行音で走っていました。見ていた感じでは8割方蓄電池で走っていたようでした。燃費(?)はかなり良さそうです。
東北本線から仙石線に乗り入れる部分は、徐行で接続線に入り、一旦一時停止して信号確認してからゆっくりと仙石線に入ります。この乗り入れ部分もなかなか面白かったですねぇ。 仙石東北ライン蓄電池は屋根の上にあります。ちなみにこの日すれちがった車両3台とも、車掌さんが全員若い女性でした。 とにもかくにも、大塚駅から陸前小野間の区間が鉄路で再びつながったことがなにより嬉しいです。大塚駅〜東名駅間の奥松島の美しい風景がみられなくなったのは非常に残念ではありますが、それは大切な思い出として脳裏に刻みつつ、全線が無事開通したことを喜びたいと思います。 ということで、鉄道ファンには見所のある新路線(現に先頭車両の運転席の後ろの窓には終始ファンが張り付き)ですので、鉄道が好きなかたは是非一度乗ってみてください!

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このページは、raizoが2015年6月 2日に書いたブログ記事です。

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