日本アンリファーブル会「虫屋さんの百人一種」はエピソードが楽しい!

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丸善ジュンク堂に立ち寄る時は、必ず新刊をチェックする生物の棚からの1冊。

「虫屋」とは、虫好きの方達を指すのですが、そんな皆さんが自分の好きな虫を紹介する本です。

虫屋といっても、研究者ではなく、日本アンリ・ファーブル会に属する虫好きの皆さんが、特に好きな虫を1種選んで、写真とエッセイを書いたものが本になりました。

全部昆虫でオールカラー。虫屋マンガやコラムもあります。

比較的身近な(もしくはかつて身近だった)昆虫ばかりで、知っている昆虫が多いところがミソ。

何よりその1つ1つのエピソードが楽しく、最初にその虫と出会ったときの話、どうしてその虫が好きなのか、その虫の魅力や一押しポイントなど…みなさんそれぞれの思いがあって、どの虫も何だかみんな好きになってきますよ。

お父さん、お母さんが「虫屋」さんだったり、お子さんの昆虫観察会に参加したり、親子で昆虫を飼育したり…虫好きのご家庭では、やはりお子さんも虫好きになるみたいです。

読んでいるとどうしても「子供の頃は」ということになりますが、土地の開発や農薬などの影響で、昆虫が生息する環境が減ってきていることも実感します。

それは仕方ないとして、これ以上そんなことにならないよう、何とか人間とムシが共存できる世の中になってほしいと願う虫好きでした。

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このページは、raizoが2015年10月19日に書いたブログ記事です。

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