本日の古本散歩:今回は南進して江口書店。原節子と出会う。

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ツワブキ。この日、午後から雨が上がったので「運動するか」とまたも思い立ち、前回とは逆方向に出かけることにしました。2〜3年ぶりと思われる、池尻の江口書店を目指します。

今回もiPhoneのGoogleマップで最短コースをチェック。30分ぐらいで歩いて行けそうです。遊歩道になっている、家の近くの北沢緑道を下流に進みます。

https://farm6.staticflickr.com/5766/22857952874_f78b437897_m.jpg緑道のおしまい近く、途中で三宿の真ん中を突っ切ります。途中の別れ道で、本来のコースではない方の先に多少こんもりとした林が見えたので、コースを外れて行ってみたら、三宿の森緑地という公園でした。木々は紅葉し、この辺りでは珍しく、子供達が駆け回って遊んでいました。


再びコースに戻って三宿を通り抜け、首都高にぶち当たる三宿交差点手前でまず山陽書店へ。こちらは実は理系の本もたくさんあるのですが、比較的新しくて元々の値段が高い本が多く、結局見るだけとなりました。

この均一から1冊買った。江口書店 #古本屋そして三宿交差点を渡り、交差点逆側すぐの江口書店へ。遠目に小さな木製均一ワゴンが見えます。開いててよかった!その均一から1冊選んで店内へ。店内に珍しく若い女性のお客様?と思ったら、どうやらご家族のようでした。

前に来た時以上に店内に胸の高さほどに平積みに本が積まれ、棚の上半分と平積みの表面の本しか見えません。カニ歩きで通路を進みましたが、これでは欲しい本も見つからないかも…というのが第一印象でした。


江口書店にてそんな平積みの本の上に置かれた雑誌のまとまりのところに、原節子の顔が見えました。普段だったらスルーするところでしたが、訃報の後でしたから、表紙に貼られた500円の値段も相まって、ふと手に取り表紙を開いてみたところ、表紙の裏に写真集と同じサイズの原節子の大きなブロマイドが挟まっています。最初はこの写真集の付録なのかと思いましたが、どうも少し違うような。原節子ファンである前の持ち主が、この写真集にブロマイドを挟んでいたのだと思われます。このブロマイドだけで500円では?と思うようなものでしたので、追悼ということで買うことにしました。

江口書店にて他にもちょっと嬉しい野尻抱影の星の本「日本星名辞典」(意外と理系の、しかも古い本が多いのです)を見つけ、同じく追悼で水木先生の本も1冊、100均も含めて計4冊購入しました。お店番のおばさん、今回はpumaの赤い紙袋に入れてくれました。(いつも捨てずに貯めておいた紙袋を再利用していらっしゃるようで、過去2回もそうでした。)何も買えないかもと思ったけれど、今回の買い物も大満足でありました。

帰りは三軒茶屋まで歩いて下北沢の北沢タウンホールまでバス。バス停周りの古書ビビビ、diskunion(京都守護職日記上下などという固い本もあった)、ほん吉をチラリとのぞいて帰ってきました。

天気が良ければ次は往復歩いても良かったなと思えるコースでありました。また行こう!

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このページは、raizoが2015年12月 4日に書いたブログ記事です。

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