先日、秋田の角館へ旅行した時に買った…いや買ってもらったのが大館工芸社の曲げわっぱのお弁当箱。
木の弁当箱だなんて絶対使いにくいに違いないとずっと思っていました。蓋もぴったり閉まらないし、汁もしみそうですし。でもあまりに入れ物としてステキだったので、思い切って使ってみることにしました。
箱の説明を読んでみると、素の杉ではなくウレタン塗装がしてあるので、汁物が浸みたりすることはないそうです。さらにネットで調べてみると、ご飯の水分を木が適度に吸うので、時間が経って冷えたご飯も美味しく食べることができるのが曲げわっぱの特徴だそうですが、塗装がしてあると木の香りもしないし、その水分調節機能はあまり期待できないのだとか。いや、木の香りはちゃんとしてますよ。
はてさて実際はどうだろうかと早速使い始めました。お弁当はお恥ずかしいので非公開です。でも自分で作った恥ずかしいおかずでも、入れ物が良いのでよさげに見えます。ご飯が入る量は若干少なめで、男性には物足りないのではないかもしれません。
さて、貧弱なおかずは別として、ご飯の方はどうかと言いますと、これまでのお弁当と同じお米なのだけれど、なんだか美味しく感じます。べちゃっとした感じが無いです。冷めても美味しいというのはこういうことだったのかと実感できました。ご飯大好きなのでこれはウレシイ。塗装してあってもある程度は効力はあるようです。
ちなみに、普通に食器用洗剤とスポンジで洗えます。意外と油汚れもサッと落ちます。これまでのプラスチックのお弁当箱の方が、スミの方に油が残ったような感じがするのでしっかり洗わなくてはいけませんでした。タワシのようなものでゴシゴシしたりと、傷がつくのはよろしく無いようです。洗った後は、伏せずに乾燥させた方が良いそうです。
そして電子レンジは使えません。職場では、みなさん弁当箱を電子レンジにかけるのでお昼時は順番待ちしていますが、わざわざチンしなくても美味しくいただけるのでこれは必要ないですね。
弁当箱を倒すと汁気が漏れてくるので、朝は手提げに入れて倒さないように持って行く必要がありますが、通勤電車もそれほど混まないのでなんとかなります。
これまで週1回お弁当を作ればいい方だったのですが、このお弁当箱導入でお弁当作りのモチベーションが上がり、週2回程度にペースが上がってきました。大事に使えば何年も持ちますし、メーカーで修理もしてくれるそうなので、大切に使いたいと思います。
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