貝塚爽平「富士山の自然史」関東ローム層はスゴイ。

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貝塚爽平シリーズ。このところすっかり「地形」にはまっております。先日大いに感銘を受けた、貝塚爽平先生の「東京の自然史」。この続編とも言える「富士山の自然史」は、一見、富士山の話と思えるタイトルですが、富士山の話ばかりではありません。硫黄島から山手線まで、今回も東京の地形の話です。

でも東京の地形に大きく影響を与えているのが富士山であるということに、またまた感銘を受けました。やっぱり関東ローム層ですよ。

関東ローム層は、富士山の噴火で長年にわたって堆積した火山灰などからできたもの。中学・高校の時に地理でならっても全くピンとこなかったけれど、今になってやっと面白さがわかりました。

東京の台地は、富士山の噴火がなかったら、関東ローム層による上乗せがないので、今よりだいぶ低いものになっていたそうです。東京にたくさんある坂道も、富士山のおかげでできていたのです。

後半は若干難しかった(第四紀の話など)けれど、先生は最後に、自然を読む楽しさを覚えると、風景の相当の部分は植物と地形と天候でできているのだから、旅行や散歩の楽しみが倍増すると言っておられます。いやほんとそれは実感します。毎日同じ道を歩いていても、「谷戸を歩いている」(実際は働いている場所も谷戸ですが)と思うだけでちょいと嬉しくなっている自分は、地形マニアになりつつあるようです。

貝塚爽平コレクション(?)も4冊になりました。カバーなしですが7〜8年前に買った「東京の自然史」の初版が自慢です。次は「日本の地形(岩波新書)」(100均で拾ったもの)を読みたいと思っています。

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このページは、raizoが2016年5月15日に書いたブログ記事です。

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