禿山さん(40):アララギ第6巻第1号 新年號

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アララギ第6巻第1号 新年號

 旅の歌(其の一)
         湯本政治

  ○

耳に眼にあなさやさやし大木曾やこの河のみづこの山の杜

たくぶすま名古屋の宿は名のみにて秋の長夜をうまいせりけり

あふみの海波こそさやげ古をかたらん友もなきがさぶしさ

千萬の民のをろがむ眞心に松の木末のそよろゆるゝも

いにしへの奈良の宮居のあと所我がもとほればひるを蟲鳴く

鳥いこふやどり木もなき都邊は事こそ足らへ吾は思はなく

淡路島よべば應へむしかすがにひれふるいもをわがもたなくに

明日潟われは歌玉ひろはむと行きもとほれど玉無にあはれ

   ⭐︎⭐︎⭐︎

長野県人であったが、結構あちらこちらに旅か出張をしていたのか?

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このページは、raizoが2017年7月17日に書いたブログ記事です。

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