石巻市稲井の古書店「一坪書店文庫」はグランドピアノが置かれた一坪だった!

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本日は所用を済ませた後、そのまま車で10月13日にオープンしたばかりの「一坪書店文庫」へ向かう。

石巻の市街地から旧北上川に架かる橋を渡り、旧北上川沿いの県道192号線を北西へ。この道は実はかなり古い道で、堤防のない石巻らしい川沿いの道なのだが、ここも石巻的にご多分にもれず堤防工事中である。県道とはいえやっとすれ違える程度のカーブの多い道で、運転はしにくいが風情のある道。それもやがて無骨な堤防ができて変わってしまう行く末を思うと、対向車(後続車もか…)は怖いがいつもノスタルジックな気持ちになる道なのだ。


やがてかつては田んぼが広がっていた陸前稲井駅。JR石巻線であれば、石巻駅から女川駅行きに乗って1つ先の無人駅である。とはいえ周辺はちょっとした新興住宅地。県道からまっすぐ縦横に伸びる住宅地内の道をGoogle先生に教わりながら、比較的新しい家々が並ぶ住宅地を車でノロノロ進行していく。それらしきお宅の前に通りかかると、庭に小さな看板が置かれた一軒家が見え、お宅の駐車場にそのまま車を止めさせていただく。

こんな駐車で大丈夫かと自分の運転の下手くそぶりを呪いつつ、まあいいやとそのお宅の玄関ではなく、「一坪書店文庫 本日営業中!」の小さな看板の出ていたサンルームのように日当たりの良い左手の部屋に近づいてみる。サッシ越しにおばあちゃんが何やら手仕事をしているのが見え、入っていいのだろうかと躊躇しつつもサッシをノックしてみる。そろそろとサッシを開けると、店主さんもピアノの後ろでPC作業中であった。もちろん普通のお宅なのでお店には靴をぬいて上がるのである。

IMG 5199お店の中は、1坪のうちのかなりの面積をグランドピアノが占め、ピアノの上には絵本の新刊が少々。入って左手一面が古本の本棚になっており、半分は店主の得意ジャンルである絵本と児童書。状態の良い本が選ばれており、安心して手に取ることができる。大人の本は、子どもや教育をキーワードにした本、自然科学、言葉にまつわる本など、量は多くはないが、柔らかそうでいて実いは硬派なところもある選書である。正面の壁にも棚を入れ、もっと本を並べる予定だそうである。


入り口の脇には、最初に窓越しに見かけたルーム長・幸ばあちゃんの手作りグッズコーナーがあり、現在オープン記念でプレゼントとしてそのグッズをいただけるのである。(が、うっかり者の自分は、店主やルーム長・幸ばあちゃんとペラペラと話しているうちに一部置き忘れてくるという失態!)
IMG 5208このお店の話や手作り品の話を伺いつつも、棚の本ではどうぶつ社のシートンの本が非常に気になったが、しっかりめのお値段だったため今回は見送り、部屋に入ってまず表紙のコアラに目が合ってしまった、福音館書店「どうやってねるのかな/やぶうちまさゆき」を300円で購入。まずは開店おめでとうございます!


これからは、家に引きこもりがちの子どもたちやご近所さんが気軽に集まって、本を通じたコミュニケーションを広げつつ、古本屋さんとしてもこの地に根付くことを祈っております。

IMG 5205(藪内さんの描くコアラの寝姿…かわいいなぁ。)


※で、今日は古ツアさん風にレポートしてみました。

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このページは、raizoが2018年10月18日に書いたブログ記事です。

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