岬書店:島田潤一郎「90年代の若者たち」で平成初期を振り返る。

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90年代の若者たちさて、GW期間中に続けて読んだのが、島田潤一郎「90年代の若者たち」です。出版は「岬書店」となっていますが、夏葉社の島田さんの別レーベルだそうです。夏葉社の島田さんが、ご自身の90年代を語った本であります。元になった岩波書店の「図書」での連載は、毎回ではありませんが、何度か読ませていただいていました。連載の時も感じましたが、とても読みやすい文体で、気軽にサラサラと読むことができました。


世代は違えど90年代は通過しているわけで、ふむあのころの若者はこんな感じだったのか…と、ほほぅ…と思ったり、島田さん、しっかり!とハッパをかけたくなったり…。でも「音楽」が重要だったあたりはよくわかります。あとがきにあった「当時のCDを山ほど聴くとあのころを疑似体験できます」というフレーズ、うなずけました。それは80年代の若者の私もそうでした。最近はどうなのかな。世代が違いすぎて全然わからないや。

考えてみると、90年代はまさに平成の始まり(平成元年は1989年)でした。改元にわく今というところでは面白いタイミングでした。

そして90年代、すでに若者ではなかった自分はなにをしていたっけ…と、読後に振り返ってみましたが、語るほどのことではないので自分の中でだけにしておきます。そうだ、インターネットのスタートは90年代の終わりごろではなかったでしょうか。メディアのありかたもこれを境に大きく変わってきたわけで、レコードからCDに移り変わってきたけれど、まだまだアナログ色の残る最後の時代だったということですね。

というわけで、くじで当たったBECK!、聴かせていただきます。

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このページは、raizoが2019年5月 6日に書いたブログ記事です。

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