江戸東京博物館「文豪・夏目漱石竏窒サのこころとまなざし竏秩v

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漱石展の看板久しぶりに両国の江戸東京博物館に行き、夏目漱石展を見てきました。

asahi.com : 朝日新聞社 - 特別展「文豪・夏目漱石竏窒サのこころとまなざし竏秩v

江戸博は、大水木しげる展以来です。水木先生も夏目漱石と肩を並べるほどの偉人になったということか?などと考えながら特別展会場へ向かいます。

空いている平日に...と思って出かけたのに、ちょうどその日はシルバーデイで65歳以上が無料。会場内はご老人であふれかえっていました。ちなみに上記Webサイトのアクセスのページをプリントして持っていくと、一般1,000円で入場できます。

メインは東北大学が所蔵している漱石文庫の公開です。とにかく蔵書には洋書がたくさんあり、いかに漱石が英語を勉強していたのかがよくわかりました。そうですよ、英語の先生だったんですよねぇ。でもレベルが通常レベルとは全然ちがいます。幾何学(数学ですね)の問題まで全部英語で解答しているのにはびっくり。ノートも書き込みもほとんど英語。明治の帝国大学は本当にエリートだったのですねぇ。

たくさんの洋書の中には、素敵な装丁のものや、魅力的な小型本、美術書もあり、古書好きにも見逃せません。漱石本の装丁の素晴らしさも改めて実感。じっくり堪能させていただきました。漱石蔵書の鈴木三重吉全集も素敵でしたねぇ...。私も欲しいです。

たくさんのメモ帳も展示されており、時には英語で、細かい字でびっしりといろいろなことが書かれていました。しかも、かなりの率で私の好きな方眼罫のメモ帳が多用されております。明治時代からあったのですね。漱石が使っていたのは、はやり舶来もののメモ帳でしょうか。気に入った英語雑誌の広告の切り抜きなども保存されていて、なかなか楽しい展示でした。

「漱石の愉しみ」モナカゆっくり会場を見てほぼ2時間。お土産に、東北大学創立100周年記念の「品質は語る・・・」白松がモナカ本舗:ホームページミニようかんセット「漱石の愉しみ」を購入。となりではおばあちゃんたちが、ミニモナカを我も我もと次々と購入していて、出張販売のおじさんも忙しそうでした。

4022503319文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし
江戸東京博物館・東北大学
朝日新聞社 2007-09-20

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