先日絶賛した「東北おやつ紀行」の市川慎子と浅生ハルミンさんのトークショーがあることを知り、珍しく休みで、当日会場でお菓子の販売もあると聞き、ぶらりと行ってみました。
会場は隅田川のほとりにありました。
あいおい古本まつり Vol.4
隅田川を望む気持ちのよいロケーションでした。
「古本まつり」ですから時間までの間に古本も買いつつ(古ツアさんの100均箱から良い本が買えました!)トークショーに参加。ハルミンさんと東北ということで、私も大好きなこけしの話も出てきて楽しいお話でした。
もちろんお菓子も買いました笙ォ
こちらは、本にも登場した鶴岡市の梅津菓子店さんの狐のお面の形をしたお菓子です。
そしてこちらは狐が5匹くっついている図柄。本を読んだときは、頭の中で想像していただけだったのですが、想像以上にレトロ感たっぷりのお菓子ばかり。狐のお菓子は、どちらもきなこを固めた落雁みたいなお菓子です。最初のお面の狐は、同じ材料で焼いてあるタイプ。
ほかには焼酎アメ、サクランボ飴、のらくろボウロ、有名なカラカラせんべいなどがありました。カラカラせんべいは、このお店のものではありませんが、以前おみやげていただいて食べたことあります。そしてこれらのお菓子は、なんとお店から通販もできるそうですよ。
帰りは周辺をブラブラして佃で佃煮を買って帰ってきました。
そしてトークショーの中でお2人が絶賛していたのが、農文協の聞き書食事シリーズ。私もたまたま先日古書で宮城県版を買ったばかり。
宮城県版は、仙北大崎・仙南亘理・三陸南海岸(雄勝町)・北上丘陵(東和町)・船形山麓(小野田町)・阿武隈丘陵(丸森町)・そして仙台市街地の食が紹介されています。
「なんといっても餅は最大の『ごっつぉう』である。」なんて、もうずばっとくる表現もあり、季節の行事の特別な料理ばかりでなく、毎日の朝昼晩の日常の献立が淡々と記録され、簡単な作り方もわかるという、食に興味があればたまらない内容になっております。そんなに古い本ではないのですが、今となってはすごく昔の話のように感じられる内容です。
うちは桃生町(いまは石巻ですが)系+信濃人の家でしたので、あまり宮城県らしい生活ではなかったもしれないですが、お年とりといって、大晦日になめたがれいの煮付けやカステラかまぼこなどのごちそうを食べる習慣はありましたねぇ。
さらにこれに月報なる小冊子がついているのですが、宮城版は石ノ森章太郎先生が顔写真とイラスト入りで登場。実はこれもうれしかったりしました。
もちろん他の都道府県版もありますので、皆さん図書館などで地元バージョンを読んでみてはいかがでしょう?なかなか楽しいですよ。
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