山本けんたろう君の「文房具図鑑」、文具への情熱に感服です。

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噂に聞いていた、山本けんたろう君の「文房具図鑑」。なんと先日訪れた国立歴史民俗博物館のミュージアムショップで発見。万年筆の特設展だったということもあるのでしょうね。かなりの量の平積みになっていて驚きました。

この本は、小学6年生の山本けんたろう君が夏休みの自由研究として作ったもので、全ページオールカラー手書きの力作であります。副題が「その文具のいい所から悪い所まで最強解説」ですよ。表紙の「文房具」の描き文字が「女房具」にも見えなくもないですが。

本物と同じサイズでできているのですが、下5cmくらい欄外が付け足されており、文具メーカーさんからの製品へのコメントが入っています。巻末にもあらためてメーカーさんや同級生などからのメッセージも寄せられています。

お小遣いで買った文具や、行きつけの文房具店での試し書きで使い心地をレポート。商品についてや歴史はネットで調べたそうです。文具メーカーまできちんと調べてあって、小学生の仕業とはとても思われません。絵のタッチは小学生らしいですけどね。「えんぴつのれきし」というマンガもあります。

Photo taken on April 11, 2016 at 08:39PM小学生らしく、シャープペン、ボールペン、消しゴムなどが中心です。けんたろう君もボールペンの書き味ではジェットストリーム押しのようです。文具好きの私も、知らない文具もたくさんありました。とにかく1つ1つペンでスケッチしているところがスゴイです。これは本当に好きで、なおかつ根気がないとできませんねぇ。


ツバメノートの実物大の絵は圧巻でした。表紙の紙の繊維のポツポツまでスケッチされています。しかもそのコメントが「このてんてんは、1さつ1さつちがう場所についているので1つも同じものはない。」そうです。鋭い洞察です。そしてこれに対するツバメノートさんからのコメントで、金の箔押しWHの文字が、創業者の渡邊初三郎のイニシャルだったことを初めて知りました。そんな文具の1口メモ的なコメントも楽しく読ませていただきました。

作者希望価格は「3兆円+税」だったようですが、それは1冊しかない手書きの元本だからですよね。複製は廉価版で1,500円です!

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このページは、raizoが2016年4月11日に書いたブログ記事です。

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