2016年:私の3冊。

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さて、今年も押し詰まってきましたので、今年読んだ本の中から私の印象に残った3冊を選んでみました。まずはベスト1から。

なんといっても、貝塚先生のこの1冊。ブラタモリ人気の影響もありますが、これまで自然科学の分野の中でも全く興味のなかった「地理」が、面白いなと思うきっかけにもなりました。東京の地形の由来がよくわかって、読後はちょいと博識になったような気持ちになりました。

姉妹編のこちら「富士山の自然史」は、富士山の本というよりは関東の話ですので、続編としてお楽しみいただけます。

貝塚爽平「富士山の自然史」関東ローム層はスゴイ。 - now and then

あいかわらず小説は読まないけれど、本の関係の本は片っ端から読みましたが、一番印象に残ったのがこちら。みすず書房の創業者である「小尾俊人」の話ですが、戦後まもない日本の復興期の中で、本(しかも相当堅い本)を出版することへの小尾さんの情熱が、収録された1年分の日記からも伝わってきます。

関連本として「みすず書房旧社屋 (SERIE BIBLIOTHECA)」も良かったです。文字通り「みずず書房の旧社屋」の写真集。創業時から使われていましたが、取り壊しになる前に撮影されたもの。なぜか眺めているだけでも出版への熱意が伝わってくるような感じがしました。

今年は映画はあまり見に行かなかったのだけれど、映画関連本をたくさん読みました。中でもこちらがピカイチ。以前出版されていたものを復刻(?)したものですが、アラカンさんの語り口(これはきっと筆者の竹中労のなぜる技なのでしょう)が何しろ楽しい。これまでは、片岡千恵蔵や阪東妻三郎は好きで一時期よく観たりしていたのだけれど、嵐寛寿郎は鞍馬天狗のイメージしかなくて、あまり興味が持てず、映画もあまりみたことがありませんでした。機会があればもっと観たいと反省しています。

映画関連ではこちら「不死蝶 岸田森 (ワイズ出版映画文庫)」も良かったです。これも絶版本の文庫化ですね。

番外編はこちら。実は私のイチオシです。

かがくのとも2016年8月号「ハエトリグモ」あまりの素晴らしさに感激しています。 - now and then

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このページは、raizoが2016年12月29日に書いたブログ記事です。

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