夏葉社さんの新刊:堀部篤史「90年代のこと―僕の修業時代」

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夏葉社 さんの新刊 堀部篤史さんの 90年代のこと 僕の修行時代 が  古書ビビビ さんから届きました ありがとうございます  私はどちらかというと80年代のヒトだな夏葉社さんの新刊、堀部篤史「90年代のこと―僕の修業時代」が、下北沢の古書ビビビさんより届きました。

元、恵文社一乗寺店の店長で、現在は同じく京都にある「誠光社」という本屋さんをされている堀部篤史さんの本です。手に取ってみると、思っていたより小振りな本でした。表紙タイトルの活版印刷(ですかね?)のラベルも味があって面白いですね。表紙の紙もあまり見た事のない紙だなぁ。


堀部さんの著書は、これまで何冊か読ませていただきました。恵文社一乗寺店も何度か行きました。初めて行った時は、感激しました。こんな本屋さんが近くにあったら毎日来るのになぁ…と。

冬の京都行き(3) : 恵文社一乗寺店 - now and then
京都行き2006:恵文社一乗寺店再び - now and then
今回京都で買った本 - now and then
恵文社一乗寺店にて。 - now and then

で、堀部さんです。数年前に独立して本屋さんを始めたときは、あちこちで話題になりました。行きたいなと思っていましたが、東京にいる間は結局行けませんでした。今はさらに遠くなってしまいましたし…。

そんな堀部さんが本屋さんではなかったころ、そして本屋さんで働き始めた90年代の頃を振り返る内容です。ちょっと尖った感じの90年代だったのですね。かつての「恵文社一乗寺店」、そして現在の「誠光社」の「モト」…みたいなものがこれか、と思いつつ読んでいました。なんというのでしょうか、その人の体験の全ての積み重ねが、その仕事ぶりや本の選書にまで現れてきているのかもしれないなと。そういったことを自覚している堀部さんもすごいなと。

サブタイトルの「僕の修行時代」というのは、本屋さんの修業という意味とも少し違っていて、今の堀部さんを作り上げてきた「修業」…といったところかもしれないですね。

やっぱりいつか誠光社にも行きたくなりました。

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このページは、raizoが2018年11月12日に書いたブログ記事です。

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