先日のNHKクローズアップ現代の新書の特集で知りました。4月から岩波新書の装丁がリニューアルされるようです。番組中で新しい装丁もチラっと出てきましたが、赤い色は変わらないようです。
岩波書店このところ、次々といろいろな出版社から新書が発売され、まさに林立状態。しかし、永六輔の「大往生」以来、岩波新書にはベストセラーが無いとか...そういえばそうですね。最近は中身が比較的軽いものが好まれているようにも思いますが、岩波新書はその堅さもあるところが魅力。他の出版社の軽めの新書をまねるようなことはして欲しくないと思います。
新赤版が、この3月で1000点を迎えます。1001点目が刊行される4月からは、装丁を変え、21世紀の教養新書として新たに出発します。4月・5月は<新赤版1000点突破>リニューアル記念フェアとして充実した書目を揃え、一挙に10点ずつ刊行します。ご期待ください。
4月の刊行予定のラインナップの中で、私が気になったのは「会社法入門」「季語集」「社会学入門—人間と社会の未来」など。まさに堅いチョイスになりそうですが、4月20日の発売日が楽しみです。
岩波新書のQ&Aのコーナーによりますと...
【新書の色】...とのことで、この最後の新赤版が1000点を超えたのですね。そういえば、クローズアップ現代の番組中では岩波新書を1,000数百冊そろえている方が登場していましたが、実質全部そろえているということだったのかもしれませんね。すべて読むとかなりの幅広い知識になるでしょうねぇ...。
岩波新書には、赤版、青版、黄版、新赤版の四種類があります。
赤版は1938年の創刊以来46年まで101点、青版は戦後1949年から1000点、黄版は1977年から396点刊行されました。そして1988年からは新赤版として新たにスタートし、現在に至っています。
今までご紹介した岩波新書(古書を除く)
now and then: 深大寺の鬼太郎茶屋
now and then: 「南極越冬記」
now and then: 「天文台日記」とハッブル望遠鏡
now and then: 「著作権の考え方」
now and then: 「BC級戦犯裁判」と「731」
新書といえば、売れているこの新書も読みました。
「ロングテール現象」の話が面白かったデス。ブログが、自分自身の「知的生産の道具」かもしれない...という意見にも共感。自分自身の記録として、過去のことを思い出すのに自分のサイトで検索することが多々あります。できるだけ参照先やリンクをつけておくと後でまた調べたいときに便利なんですよね。
最近古書ブームの私は、この新書が気になります。黄版で古いものなので、古本屋さんで探してみようと思っています。
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