12月もあっという間に3分の1が過ぎてしまい、毎年恒例のミステリーのベスト10シーズンが到来しました。
これまでは、「このミス」(このミステリーがすごい! 2018年版)で1位になった本(だいたい海外部門)を読んでみるのが恒例になっているのですが、今年はR・D・ウィングフィールドの「フロスト始末」(上下)でした。日本部門では今村昌弘の「屍人荘の殺人」が、史上初、デビュー作にしてミステリランキング3冠だそうです。そしてどちらも東京創元社の文庫ですね。カズオイシグロのノーベル賞で、早川書房が大ブレイクしていましたから、東京創元社もこのベストテンで溜飲を下げたことでしょう。