Booksのブログ記事 68 / 115
    
    




 

10月に入って、なんだか全然読書ができていません。本を開くとすぐ眠たくなるという睡眠の秋になりつつあり。ちょっと雑誌やムックをたくさん買ってしまったのも一因ですが、電車で居眠りしつつやっと読み終わったのが、宮部みゆきの「おまえさん」(上・下/文庫版)であります。




私の本屋さんでの記憶は、小学1年生ぐらいの頃からでしょうか。初めて自分で買ったのがPEANUTS(いわゆるスヌーピー)のコミックス「孤独ねチャーリー・ブラウン」(石巻の立町商店街にあった金港堂にて)だった話は以前書いたことがありますね。今でもその時の売り場の様子までハッキリ覚えています。いまや実家から最も近い本屋さんでも4キロ以上あるのでは?という状況ですが、その昔は徒歩5分のところに小さな本屋さんがありました。





9月はむしの本2冊を読みました。ジュンク堂は理科系の本も充実しているところが良いですね。新刊を手にとって選ぶことができます。やはりこのあたりはリアル書店でないと。普通の文芸書と違って値段も高いので、中身を確認してから買いたいというところもあります。




震災後、たくさんの原発本・震災本が出版されていますが、この新書は、なんと昨年2010年の12月に出版されたものです。しかし、今あらためて読んでみますと、著者が警鐘を鳴らしていた多くのことが現実に起きてしまっており、そういった意味で衝撃の内容でありました。



4767811473世界の夢の本屋さん
エクスナレッジ
エクスナレッジ 2011-07-02

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帯には「本を愛する人が幸せになれる場所」とあります。世界(欧米限定)の本屋さんの名店を紹介する本です。




岩波書店『世界』の9月号を読みました。先月の8月号「人間の復興を!暮らしの復興を!」に続き、今の私にとって読みごたえのある評論が並んでいました。特集は「放射能汚染時代」なのですが、放射能の話だったから…ということでもないのです。





table border="0" cellpadding="5">40473155326枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録 角川SSC新書 (角川SSC新書 130)
石巻日日新聞社
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) 2011-07-09

by G-Tools 東日本大震災で社屋が被災し、輪転機を回すことができなくなって、6日間壁新聞を作って避難所に貼り出したことでニュースになった石巻日日新聞。(「ひび」しんぶんと読みます)

アメリカのワシントンにある報道博物館「Newseum」が、コレクションとして寄贈を受けたことでも有名になりました。
asahi.com(朝日新聞社):震災翌日、油性ペンで号外 米で展示へ 石巻日日新聞 - 国際
Newseum | Handwritten Newspapers From Ravaged Japan at Newseum

その壁新聞の話というよりは、石巻日日新聞の震災後7日間のドキュメントと、6人の記者それぞれの手記がこの新書です。





R0015313吉祥寺の出版社、夏葉社さんの新刊・山本善行編・上林暁傑作小説集『星を撒いた街』が出版されました。いち早く、地元下北沢の古書ビビビさんに納本されたようでしたので、さっそく購入させていただきました。今回も素敵な装丁です!(汚れるともったいないからカバーをかけて本棚にしまおうと思います。)





米原万里展。熊谷が39.9度まで気温が上がった昨日、鎌倉文学館の「米原万里展」に行ってきました。

まずは文学館の入り口の緑のトンネル、とても涼しくてびっくり。米原万里マトリョーシカもカワイイ!




490269509X江戸・東京地形学散歩 災害史と防災の視点から 増補改訂版 (フィールド・スタディ文庫2)
松田 磐余
之潮 2009-03-20

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amazonのウィッシュリストにずっと入っていたのですが、震災を機に注文。石巻地区で、リアス海岸の港以外で津波が来た地域、浸水被害のある地域の過去の地形を調べて見ると、湿地帯であったりするケースがほとんど。地方都市ですから、急速に市街化されたという程ではないけれど、長い年月のあいだにジリジリと人口が増え、どんどん田んぼや畑が宅地化されてきていました。

では、東京の場合はどうなのでしょう…


 




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