Booksのブログ記事 7 / 115
    
    




 


吉増剛造さんのことは、2年前のリボーン・アート・フェスティバルの時に初めて知りました。詩に関しては全く素人でしたので。最近まで、そもそも詩というものに興味が無かったのです。なんとなくかっこつけてる感じがして。

ここ1〜2年は、コロナ禍にも関わらず、吉増さんがたびたび石巻に現れようになり、近所で時々お見かけしたり、ちょっとお話しする機会もあったりして、がぜん興味がわいてきました。ちなみに、近所でお見かけしますと、どこかただものではないオーラがあり、軽自動車を運転している姿も、他の高齢ドライバーとはどこか違う。凄いです。




東京を離れてしまうと、古本に触れる機会もめっきり減り、仙台に出たときに古本屋さんや古本市をのぞきに行く程度になりました。そんなですので、日常的には「古本屋ツアー・イン・ジャパン」を始めとする古本系ブログを読んだり、日本の古本屋のメルマガや特集記事を読んで、なんとか古本心を保っています。

日本の古本屋の連載の中で、楽しんで読んでいたのが南陀楼綾繁さんの「古本マニア採集帖」で、それがこのたび一冊にまとまって出版されました!





ブルータス。普段はあまりみない本屋さんの雑誌の棚で、このダイコクコガネ系の写真が目に入り、「珍奇」という言葉に多少疑問を感じつつも購入。ブルータスの昆虫特集って、やっぱりビジュアルから入るのね。「世界で一番、アートな生きもの。」ですってよ。





阿武隈書房仙台店この2日間悩まされていた低気圧頭痛も治まり、所用のある家人と一緒にJRで仙台へ。今回の目的地は11/26にオープンしたばかりの古本屋さん、阿武隈書房仙台店なのである。




東北地方のニュースでたまに見かける、秋田県の「人形道祖神」。大きなわら人形が、
村境にドドンと立っています。村に悪霊が来ないように守っている神様です。

秋田県の観光案内での「人形道祖神」の紹介はこちら→秋田人形道祖神(民俗学)

そしてこの本の出版のきっかけとなったのがこちらのサイトのプロジェクトです→秋田人形道祖神(ANP:秋田人形道祖神プロジェクト)





2つの古本屋写真集

岡崎武志さんや古ツア(古本屋ツアー・イン・ジャパン)さんのブログで、ちくま文庫として発売されることを知りました。西荻窪の古書店、盛林堂書房から出た元本も持っていますが、野呂邦暢のエッセイや、編者のお二人の対談が追加になっていると聞き、発売を楽しみに待っていました。そうでした、元本が出た頃はまだ東京にいたので、盛林堂に行って買ってきたんだっけ...。

「野呂邦暢古本屋写真集」40年前の古本屋さんを眺める。 - now and then





最近ほぼ日のサイトはあんまり見に行かなくなっていたのだけれど、今日はなんとなく思い出して行ってみましたら、なんと糸井さんの誕生日だったらしく、誕生日企画(?)として「ほぼ日乗組員が1人1冊古本を買います。」をやってました。

「ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。」 - ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日の本社が青山から神保町に引っ越したのはチラリと聞いてはいたのですが、こんな企画ができちゃうわけで。

神保町も久しく行ってないですが、人がどんな本を買ったのかみるだけでもなんとなく楽しいのはどうしてでしょう。鳥海書房もまた行きたいな。





さて、先日の石巻一箱古本市2021。例年は、古本市終了後に会場に一同に会し、表彰式が行われるのですが、このコロナ禍ということで、昨年に引き続いて今年も表彰式はありませんでした。

が、後日受賞者発表ということで、今回私の「くものす洞」は石井ゆかり賞を受賞いたしました。石井ゆかり賞は売上点数が一番多かったところが受賞するものなのですが、本来の一位は「こどもの本ポプラ社」さんでしたが、大出版社様ですので辞退され、私にお鉢が回っていたのでありました。冊数としてはだいぶ差がありましたね。

各賞発表!石巻一箱古本市2021 | 石巻 まちの本棚




著者の1人、やくみのる氏曰く、語り尽くされた感のあるウルトラマン分析の中で、今までに無かった視点で、ウルトラマンと怪獣の対決シーンの分析・解析に迫ったのがこの本。やく氏の選んだ10の対決について、マンガ家のやくみのる氏、プロレスなどの格闘技に造詣の深いライター、佐々木徹氏、そしてウルトラマンのスーツアクターであり、ウルトラセブンではアマギ隊員を演じた、私も大好き古谷敏氏の3人による対談本です。

以下多少ネタバレあり。




糞虫を冠する本であれば、チェックしないと...と注文した本。

早期退職して、故郷奈良で糞虫の私設博物館をつくっちゃった方の糞虫本です。


一般の人向けに、しかも奈良以外でどの程度糞虫がブレイクするか見当がつきませんが、基本的には糞中啓蒙本と言えます。表紙も、ときめく図鑑シリーズのようなイメージ。中のイラストもほのぼのした感じがします。

著者の中村さんの「糞虫をみんなに知ってもらいたい」という思いがわってきました。

本当の糞虫好きの方達にとっては物足りなさはあると思いますが、糞虫がいったいどういう暮らしと役割をしているのかわかると見方も少し変わると思うので、興味のあるかたは読んでみてください。


 




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