Booksのブログ記事 5 / 115
    
    




 


古本市で買った3冊。

先日仙台に行ったおり、立ち寄ったのがこちらの古本市。

第2回 サンモール古本市 in 金港堂 / 古本まつりに行こう / 日本の古本屋

金港堂は石巻にも支店がある仙台の老舗本屋さん。その新刊書店の2階で古本を販売するということで、昨年話題になりました。去年行けなかったのでやっと行けました〜。

フロアをぐるりと巡って3冊。




しばらく積ん読の山に入っていたものを読了。私の好きなジャンル(?)の1つ。暗号モノです。第2次世界大戦のアメリカの暗号解読の影に、たくさんの女性達が参加していたというドキュメンタリー。



舞台がフィラデルフィア、そして黒人社会というところに興味があって読みました。

副題の通り、フィラデルフィアという都市に生きる黒人青年たちの社会を、ユダヤ系の白人女性である著者が、フィラデルフィアの黒人居住区に6年間暮らし、そこで黒人達とつきあい、その中で自ら体験したことをレポートしたルポルタージュ的な、そして実は社会学の論文がもとになった本です。社会学ですから「フィルドワーク」ですね。





定本 本屋図鑑夏葉社さんから、過去に出版された『本屋図鑑』(2013)と『本屋会議』(2014)
を合体させ、なおかつ加筆した『定本 本屋図鑑』が刊行されました。

なにしろ2冊が合体したので、図鑑らしいどっしり感があります。表紙は私も大好き、紀伊国屋書店本店であります。そういえばここ、前川國男設計でお東京都選定歴史的建造物にも指定されていて、どっしりした建物でもありますね。





雲ができるまで信陽堂さんからの永井宏さんの著書復刊第2弾「雲ができるまで」を読みました。「愉快のしるし」と対になる素敵な装幀です。

永井さんが実際に葉山で運営していた、サンライト・ギャラリーを巡る人々をモチーフにした短編集です。エッセイのような小説のような、でもきっとこういう人たちがまわりにいたんだろうなという、いろんな人のそれぞれの小さなストーリーが印象的でした。





スポック本。昨日は仙台で、所用を挟んで古本市→古本屋→新刊書店をパパパっと回ってきましたが、最初にレコードを買ったため、会場お隣の古本市はサーっと流して1冊買っただけ。

その後、別件で三越方面に行ったので、地下のヤマト屋書店へ。いつもはあまりのぞかない芸能の棚にミスター・スポック(レナード・ニモイ)の顔が!『自叙伝 ミスター・スポック』…自叙伝?!てっきりニモイ氏の自叙伝かなと思い、中身も確かめずガバっとつかんでお会計しましたが、あとから本を開いたら、ミスター・スポックそのものの自叙伝(フィクションですね)だったのでした。(ニモイ氏の自叙伝と並べて撮影してみました。)




夏葉社の島田さんの本が、8年ぶりで「ちくま文庫」になりました!
晶文社の単行本のミロコマチコさんの表紙とはまた全然ちがった雰囲気の、島田さんご本人がイラストで登場。いまどきのお若い方たちにもアピールできる素敵なビジュアルですね。

以前の単行本の内容に加え、「文芸部の同級生」と「四十五歳のぼく」の2編が書き下ろしで追加されています。島田さんが出版社を始めるまで、そして始めてから、そこに青春時代のエピソードが入り交じった内容です。




最近岩波文庫で、正岡子規の『仰臥漫録』が新装版で再版されました。学生の頃に買った子規の岩波文庫たちは、本棚に何十年(?)と置いているうちに古本化しており、糸瓜の棚の子規の絵の表紙も素敵なので買うことにしました。「直筆の素描画を天然色で掲載」といううたい文句が決め手。

普段ならそのまま子規コレクション(子規ファンなので)の棚行きなのですが、久しぶりに読んでみることにしました。





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驚異の細密画で昆虫の生態を描く絵本作家、舘野鴻さん。とにかく自ら時間をかけて徹底的に生態を観察、時には飼育した上で描く生態画絵本は感動ものです。

その舘野が登場した今月の「たくさんのふしぎ」は、なんと私の大好きなうんこ虫=糞虫でございます。主役は「オオセンチコガネ」。わーい!





万感のおもい夏葉社さんの新刊、万城目学さんのエッセイ「万感のおもい」を読み終えました。

今回はなにより目を引くのが装幀です。横長の判型に角丸のハードカバー(昔のサイン帳みたいだと思いました。若い人はそんなの知らないか…)、なおかつカラフル!男性作家さんの本ながら、らしからぬ可愛いさです!


 




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